2020年10月8日木曜日

10月号

 体育祭の翌週、例年より早く、中学生のマドンナrecitation contest の校内選考会がチャペルでありました。各クラスの代表生徒は、一人ひとり、暗唱もしっかりできており、練習成果が表れたすばらしい英語に感動しました。また、audience、 listener になってくれた皆さんの聞く態度も立派で、お陰で充実した会となりました。今回の暗唱文は、「言葉の力」についての話でした。言葉は、人の心に橋を架け、怒りや悲しみを和らげたり、力を与えることもできるし、ほめたり、皆を喜ばせ、幸せな気分にする。しかし、人を傷つけたり、落胆させたりもする。そんな内容でしたね。言葉はときに、文字通りの意味ではなく、別の意味を持つことがあります。例えば「嫌い」と言っても、反対の「好き」を意味する場合もあります。non-verbal(ノンバーバル)と言いますが、他の人とコミユニケーションをとるには、言葉だけでなく表情や声のトーンも重要です。ところが最近では、メールやLINEでのやり取りが多くなっていることが原因なのか、「嫌い」という言葉をそのまま「嫌い」としか取らない人が増えているようです。画面上で「嫌い」という文字を見て、他の意味だと考えない傾向は、現実のコミユニケーションにも深く影響を及ぼしています。残念なことに、コロナの日常でマスクをかける生活が続いています。相手の表情がよく見えない上に、声が聞こえづらいということもあります。この機会に、皆さん、言葉やコミユニケーションの大切さについて考えてみてください。
 皆さんが楽しみにしていたクローバーデイも規模は縮小しましたが、開催することができました。今年度は、コロナ感染の状況がどうなるかわからないため、計画段階から悩みました。まず、ステージ発表は、観客席での三密を避けるため、保護者には観覧を遠慮していただき、後日配信した動画で楽しんでもらうことにしました。当日は、“ Share moments, share lives. ”(萌よ しののめ 咲かせよう 笑顔の花)のスローガンのもと、体育館での礼拝からスタートしました。コロナに負けない皆さんの performance に心を奪われました。午後は、文化部等の展示や模擬店を楽しみました。どの教室もこれまで一生懸命やってきた成果を示すものばかりでした。コロナのために、皆さんがやりたかった焼きそばやカレーなどの屋台を出すことは叶いませんでしたが、代わりにPTA役員の皆さんが地元飲食店に呼びかけ、この日だけの特製弁当を用意していただき、文化祭を盛り上げてくれました。このことは後日、愛媛新聞にも大きく取り上げられました。
 大分涼しくなりました。油断して体調を壊さないように気をつけましょう。
You will have mid-term exams soon. Please prepare well for them.