2022年2月7日月曜日

2月号

 コロナ禍に見舞われてもう二年がたとうとしています。現在もオミクロン株の感染拡大がつづいており、気の抜けない毎日です。これまでどおり警戒感を持って予防対策をしなければなりません。繰り返しになりますが、手洗いの励行、マスクをつけて、3密回避などの徹底。朝起きて、発熱など、体調がよくない場合は無理をせず学校を休んで、医療機関を受診。家族の体調が悪い場合も登校をしないで様子をみる。校内では寒いですが定期的に部屋の換気をし、昼食は黙食を徹底してください。皆で頑張ってこのピンチを乗り越えましょう。 
 先週の土曜日に、1年間の学習活動の成果を皆の前で発表する中学校の伝統行事、「スプリングフェスティバル」がチャペルで開催されました。発表内容の豊富なすばらしいフェスティバルになりました。第1部は、琴の演奏で始まり、職場体験や「道後巡り」の動画発表、ダンス部の発表がありました。第2部は、演劇部、吹奏楽部の映像による公演、そして恒例の中3生によるオリジナル英語劇がありました。SDGsをテーマにした脚本で、スクリーンに字幕を映すなどの工夫も見られ例年にも増してすばらしいものになりました。同時開催の、展示発表では、中1生の粘土で作った和菓子や小箱、木工作品等の展示。中2生のフラワーアレンジメント、生け花、砥部焼絵付け作品、美術部による作品展示。中3生の俳句や手作り絵本、また杖ノ淵公園の水質調査のレポートによる展示発表がありました。全体を通して中学生が一つになり、皆が一生懸命取り組んでいる姿に感動しました。中学生の皆さんはサタデースクールを利用しての準備などご苦労様でした。 
 さて、皆さんは昨年アメリカ大リーグ最優秀選手MVPに輝いた大谷昇平選手を知っていますか。野球にあまり関心のない人も、彼が投手(投げること)と打者(打つこと)を両立する二刀流で偉業を成し遂げたことは知っていると思います。彼は日米の野球ファンのみならず、他チームからも愛される存在となっています。それは彼の野球におけるスキルはもちろんですが、人として尊敬できるところにあると思います。球場のゴミを拾ったり、審判に見せる表情、道具を大切にするなど何気ない態度や行動です。ホームランを打った時も、勝利投手になった時も有頂天にならず、冷静に次への目標を定め、「謙虚」に、前向きにチャレンジしています。彼の登場で、野球での偉業を越えて、人間性の価値が見直されていることは、すばらしいことです。本校の教育目標を覚えていますか。「品格・品位を身に付けしなやかに生きる女性の育成」です。大谷選手の人となりから、皆さんも何か学びとってもらいたいものです。 
 「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。」と言いますが、本年度も残り少なくなってきました。学年末考査の発表ももうすぐですね。それぞれが計画的に勉強して臨んでください。高3生は卒業を前にそれぞれがやるべきことを果たしてください。

 All's well that ends well. So, be serious about everything in this term.