2020年12月2日水曜日

12月号

 朝、校門をくぐり、さらさらと風に吹き飛ばされそうな落ち葉を踏みしめながら、今年も秋が来たなと感じていましたが、それも束の間、朝夕の冷えこみに冬の訪れを感じます。寒さが増すにつれ、コロナ感染者も全国的に激増しているようです。本県も例外ではありません。冬は乾燥しているため飛沫の水分が長く空気中を漂い、室内では換気もおろそかになり、そして、水が冷たいので手を洗うことが億劫になることなどもあり、感染リスクが高まるようです。校外活動での感染や家庭内感染の事例も出ています。普段からやっている、手洗いの励行、マスクをつけて、3密回避などの感染防止対策を徹底しましょう。そして抵抗力を高めるため、十分な睡眠や適度な運動も忘れないでください。
 そんな中、高校3年生にとってはいよいよ自分の進路を決定する、受験シーズンの到来です。今は、AO入試(総合型選抜)や推薦入試(学校推薦型選抜)の真っ最中、コロナで今年はオンラインでの試験が課せられる大学も多いようです。先日、3年生のあるクラスのHRの時間に、「受験生の心構え」について話す機会がありました。まず、受験は団体戦だということ。自分が合格しても、クラスの全員が合格するまで、皆で励まし合って頑張ることが大切だということです。志望校選択に関しては、Where to study よりも What to study が重要であるということ。そして、今から一番力がついてくるので勉強時間を確保し、受験日に合わせて学習計画を立て、それを実行に移すことなどを話しました。皆さんも参考にしてください。
 恒例の収穫感謝礼拝の後、表彰式を行いました。ウィズコロナで1学期は大きな大会やコンテストはありませんでしたが、2学期になり規模を縮小したり、無観客にしたりして開催されたようです。アーチェリー部は、これまでの全試合のほとんどで1、2、3位を独占しました。中学バレーボール部は市の大会では準優勝に涙しましたが、県大会で雪辱を果たし念願の優勝を勝ち取りました。ゴルフ部やバドミントン部もそれぞれ2位と大健闘。絵画やポスター、デザインなどの美術の分野でもたくさんの賞を頂きました。日本語や英語の暗誦コンテスト、俳句に挑戦し、受賞した生徒もいました。予定時間をオーバーするほど受賞者が多く感激しました。
 さて、学期末試験はできましたか。部活動はじめ、今学期のいろいろな取り組みにおいて成果は出せましたか。今こそ、学習はもちろんのこと学校生活を振り返り、改善に結びつけてもらいたいものです。コロナで世界が暗雲に覆われた2020年もあと少しですね。来年こそはと祈るばかりです。皆さんが楽しみにしている冬休みですが、コロナの感染回避のため不要不急の外出は避け、家族と共に有意義な時間を過ごしましょう!
Merry Christmas and all the best in the New Year!