2021年2月2日火曜日

2月号

 コロナ禍に見舞われてもう一年がたとうとしています。県内においても感染拡大の抑止に向け、気の抜けない毎日です。「トリアージ」という言葉も聞かれるようになりました。これは、フランス語が語源で「選別」という意味です。このまま感染者が増え続けると、医療がひっぱくし、治療を受けられない人が出てきて、「本来死なずにすむ人が亡くなる」という極めて由々しき事態になるという「現場での振り分け」を意味するものです。そんな中、本県が発祥の「シトラスリボンプロジェクト」運動が全国的に広がっているようです。皆さんはこのことを知っていますか。黄緑色の手製のリボンを付けることで、コロナに対する中傷や差別をなくそうと訴える活動のことです。本校でもYWCAのメンバーがリボンをつくり、クローバーデーの際、ブースで紹介していました。校内にポスターを掲示しているのでご覧ください。趣旨に賛同し、行動に移したいものです。本校にとってホットなニュースと言えば、まず吹奏楽部の活躍が挙げられます。残念ながらこれまでコロナで主要なコンクールはありませんでした。年末には大街道で行われた「愛媛県下初の信号機設置65周年記念式典」で、寒い中ではありましたが立派に演奏しました。
 12月のアンサンブルコンテスト中予地区予選に出場し、4部門で金賞、2部門で銀賞と成果を上げました。中学生も高校生の大会に初出場銀賞と頑張りました。その後、ホルン3重奏が県大会に出場し、銀賞を受賞、「しのすい」力を発揮しました。高校バレーボール部は「春高バレー」全国選手権大会で、初戦に勝利しました。2回戦で昨年の準優勝校である大阪の金蘭会に惜しくも敗れました。私もライブ中継で見ましたが、東雲らしいプレイが随所に見られ、選手にとって悔いのない思い出に残る大会になったと思います。また、松山ユネスコ主催の「心の中に平和」作文コンクールでは、会長賞、南海放送賞はじめ優秀賞を含めて8人が受賞しました。先日、会長賞の中学3年村井綺星さんの「恵まれた環境に感謝」という作文を読ませてもらいました。発展途上国の子どもたちに目を向け、戦争や貧困、飢餓の中で懸命に生きる彼らと自分たちとを比較し、世界平和に思いをはせ、問題解決のためにSDGsの取り組みなどに触れながら、自分たちも何か行動に移したいという切実な気持ちが伝わってくる素晴らしいものでした。
 さて、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。」と言いますが、本年度も残り少なくなってきました。1、2年生は学年末考査の発表ももうすぐですね。それぞれが計画的に勉強して臨んでください。3年生は卒業を前にそれぞれがやるべきことを果たしてください。 All's well that ends well. So, be serious about everything in this term .