2021年4月15日木曜日

4月号

 道後平野にも春が訪れ、新緑が輝きを増し、希望に満ちた季節を迎えました。正門をくぐり校舎へと続く坂道にも春の香りが満ちあふれております。県内においては新たなクラスターが頻発しており、感染力の強い変異ウイルスによる感染者も増加しております。8日より最大の警戒を要する「感染対策期」に入りました。繰り返しになりますが、これまで以上に危機意識を持って感染リスクを回避する行動をとらなければなりません。そんな中ではありましたが、4月9日に中学、高校合わせて123名の新入生を迎え、伝統校にふさわしい立派な入学式を行うことができました。今年の新入生は、新型コロナウィルスの感染への警戒という、これまでにない不安な環境下で入学試験を経験してきただけに本校への入学を心待ちにしていた気持ちが伝わってきました。式の中で特に中学、高校生の新入生代表の宣誓が大変力強く、感動いたしました。在校生の皆さんは、新入生に対して、自分自身の入学当時の頃を思い出し、親切に、温かい気持ちで歓迎してほしいと思います。そして、先輩として尊敬されるような手本になり、後輩たちに、東雲のよき伝統・品格・豊かな校風をしっかりと伝えてください。よろしくお願いします。
 始業礼拝でも触れましたが、校門の両側に書かれている英語についてお話します。まず左側には "Let only the Eager, Thoughtful, Reverent enter here."と書かれています。訳してみると「東雲で学ぼうとする者は、高い理想をめざし、けいけんなる信仰を求め、まじめに努力をするためにこの門をくぐる」となります。そして右側には "And go forth prepared to serve God and thy neighbors."「東雲で学んだ者は、深い信仰と広い学問を身に付け、高潔な人格を養って、社会に出、神と人に仕える奉仕の精神を豊かにして、この門を出て行く」と書かれてあります。この言葉の意味をかみしめながら、東雲生であることにプライドを持って、毎日登校してもらいたいものです。いよいよ2021年度が始まります。自分の目標達成に向けて頑張ってください。  Let's get started to achieve your goal.  You can do it!