2020年8月4日火曜日

8月号

 コロナの影響で、休校あり、午前中のみの授業あり、オンライン授業ありとなかなか先の見えない波瀾万丈の1学期でしたが、なんとか無事終えることができました。皆さんは、例年とは異なる、やや不自由な学校生活の中、よく頑張りました。部活動の方も、個人練習から始めて、現在は通常の練習に戻り、アーチェリー部は高校選手権愛媛大会の代替試合で好記録を出し、優勝、2位、3位を独占する結果でした。中学バレーボール部も先週開かれた市総体の代替試合(交流大会)で見事総合優勝しました。また愛媛県総合文化祭のリーフレット原画で美術部の2名が優秀賞に選ばれました。インターハイや国体は中止になりましたが、どの部にも次の大会を目指してこの夏、コロナ対策、熱中症予防をしながら頑張ってもらいたいものです。
 コロナウイルスのパンデミックはかつてないタイプの重大な事態であり、ちょっと前までは想像もつかなかったほど私たちの暮らしを変えてきています。私は、皆さんに機会あるごとに、「Never waste the Crisis. コロナの危機を無駄にするな」と言ってきました。私自身も長い人生の中での初めての経験で、いろいろと考えを巡らせています。治療薬やワクチンの登場までは with コロナの生活になるという事実は事実として、どうすれば充実した生活にすることができるのか。ノーベル賞を受賞したIPS細胞の研究者山中伸弥教授は、コロナとの戦いは「長いマラソン」と同じでコロナと共に走り続けなければならないと言っています。またある学者は、ウイルスは生命体ではない。勝手に増えることもなければ、人間を狙って攻撃しているわけでもない。人が接触によって広げているだけである。だからソーシャルデイスタンス(社会的距離)を取る必要があると。感染拡大防止と社会経済活動回復の両立を進める日本社会の動きの中で、この夏、これまで以上に人が往来すると予想されます。既に首都圏を中心に全国で感染が拡大しています。その中で、皆さんには、想像力を生かして、東雲生らしい正しい行動をとってほしいものです。
 「覚悟の夏だ」という人もいます。コロナ対策や熱中症予防を万全にして、全員元気でこの夏休みを有意義に過ごしてください。
Stay resilient this summer !