明けましておめでとうございます。皆さん、有意義な冬休みでしたか。「一年の計は元旦にあり」と言われますが、新しい年の目標を立てましたか。いよいよ令和2年、西暦2020年の幕開け、21世紀も20代に入りました。今年はなんといっても東京オリンピック・パラリンピックの年ですね。お互いに飛躍の年にしたいものです。昨年の世相を表す漢字は令和の「令」でありました。新天皇即位により、明るい新時代を願う国民の思いが集約されたもの、そして日本の伝統文化の素晴らしさを改めて感じることからつけられたという人もいました。今年こそ、世の中が良い方向に変化し、明るいニュースが聞かれる一年であって欲しいと願っております。しかしながら、先行き不透明な閉塞感の漂う厳しい年頭を、マスメディアは、こぞってペシミスティック(悲観的)に論じている感があります。「このまま行けば日本はどうなるのだろう」というようないやな空気が漂っていて、それに流されているような気もします。そんな空気に流されない生き方こそが今最も大切だと思っています。
さて、話は変わりますが、皆さんご承知のとおり高校バレーボール部が、全国高校バレー選手権大会に4年連続6回目の出場を勝ち取りました。これまで、夏のインターハイから半年、「春高」を目指して高い集中力を持って努力を重ねてきた選手たちと監督に、心からの拍手を送りたいと思います。その大会の応援に、5日、東京都調布市にある「武蔵野の森 総合スポーツプラザ」に行ってきました。入場行進は、4年連続の自信みなぎる堂々としたもので、頼もしさを実感しました。試合は、1回戦、2回戦とも強豪校チーム相手に2-0と完勝しましたが、ベスト8を懸けた昨年準優勝校の東九州龍谷との戦いに残念ながら敗れました。しかし、これまでの練習の成果を十二分に発揮し、チーム全員で攻めて拾って粘る東雲の素晴らしい頑張りを間近に見ることができ感動しました。東京なので本校から大応援団というわけには行きませんでしたが、スクールカラー古代紫色の懸命の応援が会場で一際目を惹きました。応援と言えば、愛媛県大会の、決勝戦の対済美戦での本校生徒の様子が思い出されます。得点が入る度に、紺の制服が同じリズムで揺れ、実に高校生らしい品格ある応援で、やはり「東雲は素晴らしい」と心打つものでした。選手たちもそれに応える活躍で、大差で勝利しました。私は当初、女子校には野球部がなく、甲子園に向けての全校応援が持つ感動を味わわせることができないのを残念に思っていましたが、なんのなんの、ここに有るじゃないかと思いながら、この豊かな時間を生徒、教職員、保護者と共有することができました。
2020年1月8日水曜日
2019年12月4日水曜日
12月号
今年の夏は長く10月になっても汗ばむような日がありましたが、ようやく11月になり爽やかな秋の訪れを感じるなと思っていたら、それも束の間、朝夕の冷えこみには冬の訪れを感じます。この急激な温度差に身体がついて行かず不覚にも風邪を引いてしまいました。県内にもインフルエンザ流行の兆しが見えます。高校3年生にとってはいよいよ受験シーズンですね。くれぐれも体調管理に気を付けてください。
さて、毎年秋にはノーベル賞の受賞者が発表されます。日本人として、今年はリチウム電池を発明した旭化成名誉フェローの吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました。リチウム電池といえばスマートフォンやパソコン等にも使われるなど日常生活には欠かせないものになっています。AI時代の到来で、このリチウム電池の重要さは計り知れないでしょう。私が特に感動したのは受賞後の記者会見で、吉野さんが奥様に「苦しい時に迷惑を掛けた。一緒に喜んで欲しい。」と感謝の言葉を口にしたことです。奥様もそれに答えて「最高のプレゼントをありがとうございます。」と笑顔で応じていました。テレビの画面から見る吉野さんの表情からは、開発プロジェクトに失敗し、数々の苦しみを経て偉大な成果に到達した人とは思えないような柔和な微笑みでした。明るく飾らない人柄から何とも言えない温もりと親しみを感じました。 人の言動から同じ様な感動を覚えたことがもう一つあります。それはあのテニスプレーヤーの大坂なおみさんが全米大会の決勝で、女子テニス界におけるラスボス的存在であるセリーナ・ウイリアムズに勝利した後のセレモニーの時です。セリーナの支持者からのブーイングの中で「みんなが応援しているのに、こんな結果になってごめんなさい」と涙ながらに語ったシーンです。突然会場が静まりましたが、それは彼女の驕ることのない純粋さに驚いたからだと思います。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」、これは私の座右の銘です。年齢に関係なく、人として彼らのように成熟したいものです。
秋は収穫のシーズンでもあります。My Garden でも春に種を巻いた野菜が成長し、サツマイモ、レタス、エゴマ、落花生などを収穫をしました。また、これからタマネギなど新たな苗を植えます。皆さんも、4月にスタートさせた学習や部活動等の成果がそれぞれこの時期に実り始めて来ます。学期末試験はできましたか。今学期のいろいろな取り組みにおいて成果は出せましたか。いよいよ令和元年もあと少しですね。今こそ2学期の生活を振り返り、新たな目標を立て、それに向かって有意義な年末・年始にしましょう!
Merry Christmas and all the best in the New Year!
さて、毎年秋にはノーベル賞の受賞者が発表されます。日本人として、今年はリチウム電池を発明した旭化成名誉フェローの吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました。リチウム電池といえばスマートフォンやパソコン等にも使われるなど日常生活には欠かせないものになっています。AI時代の到来で、このリチウム電池の重要さは計り知れないでしょう。私が特に感動したのは受賞後の記者会見で、吉野さんが奥様に「苦しい時に迷惑を掛けた。一緒に喜んで欲しい。」と感謝の言葉を口にしたことです。奥様もそれに答えて「最高のプレゼントをありがとうございます。」と笑顔で応じていました。テレビの画面から見る吉野さんの表情からは、開発プロジェクトに失敗し、数々の苦しみを経て偉大な成果に到達した人とは思えないような柔和な微笑みでした。明るく飾らない人柄から何とも言えない温もりと親しみを感じました。 人の言動から同じ様な感動を覚えたことがもう一つあります。それはあのテニスプレーヤーの大坂なおみさんが全米大会の決勝で、女子テニス界におけるラスボス的存在であるセリーナ・ウイリアムズに勝利した後のセレモニーの時です。セリーナの支持者からのブーイングの中で「みんなが応援しているのに、こんな結果になってごめんなさい」と涙ながらに語ったシーンです。突然会場が静まりましたが、それは彼女の驕ることのない純粋さに驚いたからだと思います。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」、これは私の座右の銘です。年齢に関係なく、人として彼らのように成熟したいものです。
秋は収穫のシーズンでもあります。My Garden でも春に種を巻いた野菜が成長し、サツマイモ、レタス、エゴマ、落花生などを収穫をしました。また、これからタマネギなど新たな苗を植えます。皆さんも、4月にスタートさせた学習や部活動等の成果がそれぞれこの時期に実り始めて来ます。学期末試験はできましたか。今学期のいろいろな取り組みにおいて成果は出せましたか。いよいよ令和元年もあと少しですね。今こそ2学期の生活を振り返り、新たな目標を立て、それに向かって有意義な年末・年始にしましょう!
Merry Christmas and all the best in the New Year!
2019年11月2日土曜日
11月号
4年に1度開催されるラグビーのワールドカップが盛り上がりました。TV観戦を楽しみにした人も多かったのではないかと思います。日本チームが予選リーグで、格上のアイルランドやスコットランドに勝利したことで、関心が高まり、ラグビーの niwaka fan も増えたとか。ところで、皆さんは、ラグビーの起源を知っていますか、ある説ですが、1823年、イギリスのパブリックスクール( publicと言ってもイギリスでは私立の名門中高一貫校 )でサッカーの試合中、ある選手がボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したことにあるようです。従ってボールは最初は球形で、それから現在のような楕円球に。その学校がイングランドのラグビーという町にあった Rugby School の名を取ってラグビーに。私は昔、日本にはないイギリス発祥のクリケットというスポーツにとても興味があり、それを実際に観て研究しようとイギリスのある学校(comprehensive school )を訪問したことがありましたが、その際、芝生の運動場でラグビーの練習を終えた中学生の一団に出会いました。なぜあんな激しいスポーツを幼い頃からやるのか当時疑問でした。ラグビーは危険なプレイも多いので、怪我を防止しながら、試合が円滑に運ぶようレフリー(審判)の存在が非常に重要になってくる。従って、レフリーから反則の指示を受けたら、黙って逆らわず素直に従うのみで、たとえ不服を感じても自分を律して感情を抑え、再び試合に集中する品位が必要とされる。ラグビーはルールやレフリーを尊重する精神を両チームが共有しなければゲームにならない。こうしたことから、ラグビーは肉体と精神を鍛える理想的な手段としてイギリスの教育に早くから取り入れられたと後で知りました。それで、ラグビーが紳士のスポーツと言われる理由も分かりました。
さて、本校アーチェリー部が10月に茨城県で開催された国体で、少年女子団体優勝、個人で舟見さんが準優勝という快挙を成し遂げてくれました。舟見さんはインタビューに答えて「前半は最大限の力を出すことができたが、後半は集中力が少し途切れてしまった。入賞できると思ってなかったので、2位は想像以上」と。また、翌日の新聞に「悲願の初V 喜び爆発 10年以上の育成・強化結実」の見出しが躍り、東雲学園はもちろんのことOGや関係者たちは歓喜に満ちたに違いありません。私も顧問の山川先生からの優勝の携帯音に胸躍らせました。
スポーツであれ、文化・芸術の部活動であれ、大切なことは勝つことではなく、挑戦し続けること。勝つという結果が重要ではなく、勝ちたいと思うこと、そしてそのために努力することが重要であると私は思います。目標を持って仲間と精進すれば、たとえ負けても悔いは残らない。One Teamをスローガンに、懸命に頑張った日本チームの選手たち、そしてアーチェリー部を始め、名門東雲の看板を背に日夜練習に励んでいる皆さんに改めて拍手を送ります。
Go for it ! Shinonome !
さて、本校アーチェリー部が10月に茨城県で開催された国体で、少年女子団体優勝、個人で舟見さんが準優勝という快挙を成し遂げてくれました。舟見さんはインタビューに答えて「前半は最大限の力を出すことができたが、後半は集中力が少し途切れてしまった。入賞できると思ってなかったので、2位は想像以上」と。また、翌日の新聞に「悲願の初V 喜び爆発 10年以上の育成・強化結実」の見出しが躍り、東雲学園はもちろんのことOGや関係者たちは歓喜に満ちたに違いありません。私も顧問の山川先生からの優勝の携帯音に胸躍らせました。
スポーツであれ、文化・芸術の部活動であれ、大切なことは勝つことではなく、挑戦し続けること。勝つという結果が重要ではなく、勝ちたいと思うこと、そしてそのために努力することが重要であると私は思います。目標を持って仲間と精進すれば、たとえ負けても悔いは残らない。One Teamをスローガンに、懸命に頑張った日本チームの選手たち、そしてアーチェリー部を始め、名門東雲の看板を背に日夜練習に励んでいる皆さんに改めて拍手を送ります。
Go for it ! Shinonome !
2019年10月3日木曜日
10月号
グループ結団式を前に生徒会長の長野さんから、 本年度の体育祭のスローガンが「ウチら勝利まで永遠のランウェイ」に決まったと連絡を受けました。ランウェイは滑走路、花道、助走路の意味だから、「勝利まで、自分たちのチームしか歩けない道を進んで行こう!」、英語に訳すなら Let's try hard to lead our team to victory! くらいですかねと校長室で談笑しながら、私はこの言葉の持つなんとも不思議なリズムに感心していました。後で、このスローガンの出所がKemio著の「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」だと教えられました。著者の名前は聞いたことがなかったのですが、SNSをやっている人には馴染みが深いとのこと。好奇心を持って書評を読んでみると、ジェンダーレスな価値観を持ち、人間はどうせ死ぬのだから、無駄な時間は1秒もない、好きなことをしようというメッセージを今の若者に伝えようとしていることが分かりました。
体育祭は暑い一日でしたが、青麗、雷神、紅龍のどのチームも大会スローガンに相応しい熱戦の連続で、観る者にさわやかな感動を与えてくれました。競技種目においては、より速く、より強くの気概が伝わってきましたし、応援合戦では各チームとも団結した素晴らしいパーフォーマンスでした。生徒一人一人それぞれが自分の限界まで頑張っている様子が見て取れ、東雲生の「素晴らしさ」や「底力」をまた一つ見つけたような感じがしました。
クローバーデイの次の週に、中学生のrecitation contest 校内選考会がありました。各クラス代表生徒は、一人一人素晴らしい英語で、暗唱もしっかりできており感動しました。また audience, listener になってくれた生徒の聞く態度もよく、お陰で素晴らしい会となりました。今回の暗唱文は、スウェ-デンの女子生徒が地球温暖化や気候変動の深刻さを政治家に訴え、その抗議活動が世界の若者に広がったという内容です。彼女は少し前にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでも演説し、そのことがマスコミでも大きく取り上げられました。皆さんも一度この問題についてじっくりと考えてみてください。私が最も心配していることの一つがこれらのことに起因するであろう自然災害です。この夏も九州北部豪雨をはじめ全国で災害が起こりました。台風による千葉県の大規模停電や断水は記憶に新しいところです。近年の異常気象は日常茶飯になり、地震の発生や巨大津波なども心配です。皆さんは普段から防災を意識していますか?起こったらどう対応すべきかとか?自分の家の近くの避難場所を確認していますか?日本人は、まさか自分の周りでは起こらないだろうと勝手に思う傾向があるようです。その油断、過信が有事の際、人をパニックにさせます。どうしてこの少女は抗議をしたのかを考えながら、普段から危機意識、防災意識を高めていってください。
Be prepared for anything. Alert today, alive tomorrow.
体育祭は暑い一日でしたが、青麗、雷神、紅龍のどのチームも大会スローガンに相応しい熱戦の連続で、観る者にさわやかな感動を与えてくれました。競技種目においては、より速く、より強くの気概が伝わってきましたし、応援合戦では各チームとも団結した素晴らしいパーフォーマンスでした。生徒一人一人それぞれが自分の限界まで頑張っている様子が見て取れ、東雲生の「素晴らしさ」や「底力」をまた一つ見つけたような感じがしました。
クローバーデイの次の週に、中学生のrecitation contest 校内選考会がありました。各クラス代表生徒は、一人一人素晴らしい英語で、暗唱もしっかりできており感動しました。また audience, listener になってくれた生徒の聞く態度もよく、お陰で素晴らしい会となりました。今回の暗唱文は、スウェ-デンの女子生徒が地球温暖化や気候変動の深刻さを政治家に訴え、その抗議活動が世界の若者に広がったという内容です。彼女は少し前にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットでも演説し、そのことがマスコミでも大きく取り上げられました。皆さんも一度この問題についてじっくりと考えてみてください。私が最も心配していることの一つがこれらのことに起因するであろう自然災害です。この夏も九州北部豪雨をはじめ全国で災害が起こりました。台風による千葉県の大規模停電や断水は記憶に新しいところです。近年の異常気象は日常茶飯になり、地震の発生や巨大津波なども心配です。皆さんは普段から防災を意識していますか?起こったらどう対応すべきかとか?自分の家の近くの避難場所を確認していますか?日本人は、まさか自分の周りでは起こらないだろうと勝手に思う傾向があるようです。その油断、過信が有事の際、人をパニックにさせます。どうしてこの少女は抗議をしたのかを考えながら、普段から危機意識、防災意識を高めていってください。
Be prepared for anything. Alert today, alive tomorrow.
2019年9月5日木曜日
9月号
長くて異常に暑い夏もようやく陰りが見え始めました。立秋の頃に読まれた歌で、今と少し季節はずれますが、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」という古今和歌集が思い出されます。皆さん、夏休みモードから学校モードになりましたか?
毎年夏は高校生にとって、熱い戦いが繰り広げられるシーズンです。甲子園で開催される高校野球大会を始め、体育部はもちろんのこと、文化部の各種大会が一斉にはじまります。どの分野においても日頃のハードな練習で、技を極め、戦いに挑むのです。毎日の単調な練習、思うように技能が向上しないことによる無力感や挫折感。レギュラー争いなどの人間関係による苦悩。それらを克服するに忍耐力が求められます。しかしながら、こういう体験を通して心身共に鍛えられ、逞しい若者に育つのです。そこにこそ部活動をやる意義があると思います。そしてそれは常に勝敗を超えるものと私は信じます。今年も猛暑の中、本校生もそれぞれが東雲の勢いを示してくれました。中学バレー部は県で優勝、四国大会で準優勝し全国大会へ、高校バレー部はインターハイで決勝リーグ出場、国体にも参加することになりました。アーチェリー部は団体で全国5位、中学ゴルフ部の城戸姫菜さんが全国に出場、プロゴルファーへの登竜門である日本ジュニア選手権にも出場しました。演劇部は中予地区大会を勝ち抜き県大会へ、そしてブラスバンド部は県大会で3年連続の金賞を受賞し、悲願の四国大会へ出場、銀賞を勝ち得ました。私立学校では初めての快挙だそうです。皆さんの大健闘を讃えます。
さて、国語科主催の校内「弁論大会」に初めて参加しました。各クラスの予選を勝ち抜いた中学、高校併せて18名が壇上で自分の思いを述べました。大勢の前で、意見を述べることはなかなか勇気のいることですが、それぞれが堂々と自分のメッセージを伝えていました。私が最も感動したのは、それぞれが借り物ではなく、自分自身のオリジナルの作であり、またそのメッセージが聴衆に伝わるように、それぞれが声の大きさを整え、滑舌も良く、話すスピードや間なども工夫した素晴らしいものだったということです。
人は「読む」、「書く」、「聴く」、「考える」、「伝える」などの活動を通して、思考力や表現力を養い、コミュニケーション能力を向上させることができます。日頃から皆さんの身の回りに起こることの中で、疑問に思うことや、矛盾を感じるものを、どうしてそうなのかを考え、その答えを探し、そして自分なりにまとめて発表して欲しいと思います。このことは今皆さんに最もやってもらいたい活動です。
Autumn is the best season for everything. Let's get started!
毎年夏は高校生にとって、熱い戦いが繰り広げられるシーズンです。甲子園で開催される高校野球大会を始め、体育部はもちろんのこと、文化部の各種大会が一斉にはじまります。どの分野においても日頃のハードな練習で、技を極め、戦いに挑むのです。毎日の単調な練習、思うように技能が向上しないことによる無力感や挫折感。レギュラー争いなどの人間関係による苦悩。それらを克服するに忍耐力が求められます。しかしながら、こういう体験を通して心身共に鍛えられ、逞しい若者に育つのです。そこにこそ部活動をやる意義があると思います。そしてそれは常に勝敗を超えるものと私は信じます。今年も猛暑の中、本校生もそれぞれが東雲の勢いを示してくれました。中学バレー部は県で優勝、四国大会で準優勝し全国大会へ、高校バレー部はインターハイで決勝リーグ出場、国体にも参加することになりました。アーチェリー部は団体で全国5位、中学ゴルフ部の城戸姫菜さんが全国に出場、プロゴルファーへの登竜門である日本ジュニア選手権にも出場しました。演劇部は中予地区大会を勝ち抜き県大会へ、そしてブラスバンド部は県大会で3年連続の金賞を受賞し、悲願の四国大会へ出場、銀賞を勝ち得ました。私立学校では初めての快挙だそうです。皆さんの大健闘を讃えます。
さて、国語科主催の校内「弁論大会」に初めて参加しました。各クラスの予選を勝ち抜いた中学、高校併せて18名が壇上で自分の思いを述べました。大勢の前で、意見を述べることはなかなか勇気のいることですが、それぞれが堂々と自分のメッセージを伝えていました。私が最も感動したのは、それぞれが借り物ではなく、自分自身のオリジナルの作であり、またそのメッセージが聴衆に伝わるように、それぞれが声の大きさを整え、滑舌も良く、話すスピードや間なども工夫した素晴らしいものだったということです。
人は「読む」、「書く」、「聴く」、「考える」、「伝える」などの活動を通して、思考力や表現力を養い、コミュニケーション能力を向上させることができます。日頃から皆さんの身の回りに起こることの中で、疑問に思うことや、矛盾を感じるものを、どうしてそうなのかを考え、その答えを探し、そして自分なりにまとめて発表して欲しいと思います。このことは今皆さんに最もやってもらいたい活動です。
Autumn is the best season for everything. Let's get started!
2019年8月4日日曜日
8月号
先月24日、昨年より15日も遅い梅雨明けでしたが、それから暑さに拍車がかかったようで、松山でも最高気温が35度以上の猛暑日になる日が続いています。熱中症にはくれぐれも注意してください。夏休みに入りましたが、皆さんは如何お過ごしですか?終業礼拝で話したように、学業だけでなく、1学期の全ての学校生活で、自分自身がどのように努力を傾けたか、どれだけ成長したかをよく考え、よくなかった点については大いに反省し、この休み中に補強をしてください。そして課題や部活動の練習、大会などで忙しい毎日かもしれませんが、「夏休み」じゃないとできないことを何か一つやって欲しいものです。高校3年生とっては、「夏を制するものは受験を制する」と言われるシーズンの到来です。涼を求めて計画的に頑張ってください。秋になったら、この夏の頑張りが成果となって表れます。
さて、皆さんは毎朝、本校の正門をくぐり、坂道を登っていますが、そのとき何かを感じませんか?この門は本校の前身である松山女学校の正門として、昭和3年にアメリカ人の建築家J.H.モーガン氏が設計しました。背面にある松山城と馴染むよう城郭型にしたようにも思えるし、また洋風な感じも漂う全国的にも大変珍しい建築物です。幸いにもこの門だけが戦禍を逃れ、今も堂々とした佇まいで、毎日東雲に集う私たちを見守ってくれています。これまでの長い歴史の中で、生徒たちは何を思いこの門と共に青春の時を過ごしたのでしょう。私は、昔イギリスのケンブリッジ(Cambridge)大学を訪ねたことがあります。ケンブリッジという名前の由来は、ケム川(Cam)に架かる橋(Bridge)から取っています。その川を、舟でこぎ出すとヴィクトリア女王お気に入りのゴシック様式のSigh Bridge(ため息橋)という美しい橋が見えて来ます。長い歴史の中、試験を受けに行く学生がため息をつきながら橋を渡っていたことから名前が付いたと伝えられています。私にはこの橋が東雲の正門と重なります。
私は晴れた日はいつも、JR松山駅から歩いて登校しているので、正門までたどり着くと、立ち止まり、ほっとしながらも、「今日もまた新たな学園ドラマが始まるぞ」と自分に言い聞かせる、まるで武将が兜の緒を締めるような感慨深い瞬間です。皆さんも、過去から現在に至るまでの多くの先輩たちのため息ならぬ、息吹きを感じながらこの門をくぐってみてください。
Be careful about heat stroke. Make this summer yours!
さて、皆さんは毎朝、本校の正門をくぐり、坂道を登っていますが、そのとき何かを感じませんか?この門は本校の前身である松山女学校の正門として、昭和3年にアメリカ人の建築家J.H.モーガン氏が設計しました。背面にある松山城と馴染むよう城郭型にしたようにも思えるし、また洋風な感じも漂う全国的にも大変珍しい建築物です。幸いにもこの門だけが戦禍を逃れ、今も堂々とした佇まいで、毎日東雲に集う私たちを見守ってくれています。これまでの長い歴史の中で、生徒たちは何を思いこの門と共に青春の時を過ごしたのでしょう。私は、昔イギリスのケンブリッジ(Cambridge)大学を訪ねたことがあります。ケンブリッジという名前の由来は、ケム川(Cam)に架かる橋(Bridge)から取っています。その川を、舟でこぎ出すとヴィクトリア女王お気に入りのゴシック様式のSigh Bridge(ため息橋)という美しい橋が見えて来ます。長い歴史の中、試験を受けに行く学生がため息をつきながら橋を渡っていたことから名前が付いたと伝えられています。私にはこの橋が東雲の正門と重なります。
私は晴れた日はいつも、JR松山駅から歩いて登校しているので、正門までたどり着くと、立ち止まり、ほっとしながらも、「今日もまた新たな学園ドラマが始まるぞ」と自分に言い聞かせる、まるで武将が兜の緒を締めるような感慨深い瞬間です。皆さんも、過去から現在に至るまでの多くの先輩たちのため息ならぬ、息吹きを感じながらこの門をくぐってみてください。
Be careful about heat stroke. Make this summer yours!
2019年7月8日月曜日
7月号
先月末に梅雨入りしましたが、昭和26年に気象台が発表を始めて以来、最も遅い梅雨入りだと報じられました。昨年、南予地方を襲った西日本豪雨から1年を迎えるのですが、今年は九州地方で記録的な豪雨が発生。近年、各地で梅雨時期にこれまで経験したことのない集中豪雨や、日中の最高気温の記録が更新されています。このような異常気象は地球温暖化と関係があるのではないかと報道等でも取り上げられています。皆さん、自分の体調管理にくれぐれも気を付け、先日の防災訓練でお話ししたように、常に危機意識を持って生活してください。
さて、期末考査も終わりほっと一息ついていることと思います。返却された答案は訂正して覚えましたか?学業だけでなく全ての学校生活でどのように努力を傾けたか、どれだけ自分が成長したか考えてみてください。よくなかった点については大いに反省し補強をしてください。大切なのはやりっぱなしにしないで、自分のやったことを反省し、改善することです。
もうすぐ待望の夏休みですね。指折り数えますと37日ありますが、皆さんはどのように過ごしますか、もう計画は立てましたか?自由な時間が増え、やりたいことがやれる反面、自分への甘さから怠惰な世界に陥る危険性もある夏休みです。この日々の過ごし方によって2学期へのスタートに差が出てくると思います。有意義な夏にしてください。
先日新聞を読んでいて心惹かれた文がありましたのでその一節を紹介します。作者は滋賀県の高校一年生の女子生徒で、題は「たくましくかわいく咲かす」です。「花の視線を感じる時があります。どこかへ出かける時、楽しんでいる時、気分が下がっている時などです。気分がよい時は、花が笑っているように見えて『花はいいな』と思います。落ち込んでいる時は、花に怒られている気がします。雑草だらけの場所に咲いているタンポポの力強さや、親指姫が座っていそうなチューリップの可愛いさなど、いろんな花にその花だけの魅力があります。私はサボテンに憧れています。暑い季節や場所で水がなくても姿が凜々しく、たくましく咲く花はかわいいです。たくましくかわいい花をさかせている人になりたいです。」
たくましくかわいい花を咲かせている名門東雲の生徒になってください。
Stay Healthy! Enjoy your summer!
さて、期末考査も終わりほっと一息ついていることと思います。返却された答案は訂正して覚えましたか?学業だけでなく全ての学校生活でどのように努力を傾けたか、どれだけ自分が成長したか考えてみてください。よくなかった点については大いに反省し補強をしてください。大切なのはやりっぱなしにしないで、自分のやったことを反省し、改善することです。
もうすぐ待望の夏休みですね。指折り数えますと37日ありますが、皆さんはどのように過ごしますか、もう計画は立てましたか?自由な時間が増え、やりたいことがやれる反面、自分への甘さから怠惰な世界に陥る危険性もある夏休みです。この日々の過ごし方によって2学期へのスタートに差が出てくると思います。有意義な夏にしてください。
先日新聞を読んでいて心惹かれた文がありましたのでその一節を紹介します。作者は滋賀県の高校一年生の女子生徒で、題は「たくましくかわいく咲かす」です。「花の視線を感じる時があります。どこかへ出かける時、楽しんでいる時、気分が下がっている時などです。気分がよい時は、花が笑っているように見えて『花はいいな』と思います。落ち込んでいる時は、花に怒られている気がします。雑草だらけの場所に咲いているタンポポの力強さや、親指姫が座っていそうなチューリップの可愛いさなど、いろんな花にその花だけの魅力があります。私はサボテンに憧れています。暑い季節や場所で水がなくても姿が凜々しく、たくましく咲く花はかわいいです。たくましくかわいい花をさかせている人になりたいです。」
たくましくかわいい花を咲かせている名門東雲の生徒になってください。
Stay Healthy! Enjoy your summer!
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